黒なまこ石鹸が生まれるまで
海に育まれた恵みを、毎日の肌へ
長崎県大村湾の黒なまこ。
冬の加工場での偶然の発見。長崎大学の
研究を経て、黒なまこ石鹸が生まれました。
大村湾の黒なまこに、新たな可能性
長崎県の穏やかな大村湾。
かつて、大村湾で獲れる黒なまこは、見た目の問題から市場での評価が低く、加工時の規格外品はお金を払って廃棄処分していました。
「この尊い海の命を生かし、地域の力に変えられないか?」
大村湾漁協の松田組合長は、地元の仲間たちとともに黒なまこの新たな活用方法を模索し始め、こうして、見向きもされていなかった黒なまこに光を当てる挑戦が動き出しました。
冬の加工場での偶然の発見
冬の黒なまこ加工場では、冷たい水で作業する女性たちの間で「手が荒れずにつるつるになる」と話題になっていました。昔から浜で言われていた「なまこを茹でる蒸気で肌がつやつやになる」という伝承と、現場での確かな実感。
「ナマコには、肌をうるおす特別なチカラがあるのではないか?」
地域の伝承と作業場での偶然の気づきから、「浜に伝わる肌のつややかさは、気のせいではないはずだ」現場の実感を確かなものにするため、大村湾漁協は長崎大学へ成分分析を依頼しました。
実感で科学へ、長崎大学の研究
附属薬用植物園 准教授 山田耕史
ナマコの「セラミド」は、皮膚の健康に重要な役割を果たしている成分です。
黒ナマコも含まれるマナマコ類には、肌荒れに効果があるといわれる「コラーゲン」のほかに、「セラミド」と呼ばれる成分が多く含まれています。これらは、従来、皮膚の角質層に含まれているもので、皮膚の細胞間のスキマを埋める「糊」のようなものといえば分かりやすいかと思います。
「セラミド」は細胞間のスキマに入り込み、皮膚の保湿機能を改善し、さらに、皮膚の内側の水分の蒸発や、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ作用があります。つまり「セラミド」は、ドライスキンや肌トラブルを防ぎ、うるおいのある健康な肌を保つことに役立つ成分なんです。
また「セラミド」はメラニンの合成を抑え、シミ・シワを防ぎ、皮膚の健康に重要な役割を果たすことも報告されています。マナマコ類には「サポニン」も多く、これは、水と混じると石けんのような持続性のある泡を生じる性質があるので、石けんに配合することは洗浄効果はもちろん、先に述べたスキンケアの観点から考えても非常に有用なことと言えます。
石鹸開発プロジェクトが始動
長崎大学での研究を経て、黒なまこに含まれる成分を石鹸に生かせないかと考えました。「それなら、この海の恵みを毎日使える石鹸にできないか。」こうして、大村湾の黒なまこエキスを使った石鹸開発プロジェクトが始動しました。
黒なまこ石鹸の誕生
前例のない「なまこの石鹸づくり」は難航し、全国の製薬会社から断られ続けました。その中で唯一、情熱に共鳴して手を挙げてくれたのが埼玉の「サティス製薬」でした。
天然成分を壊さない抽出法や肌への優しさを追求し、試作を重ねること2年。
2009年、弾力のある濃密泡と、美容液のような洗い上がりを誇る「黒なまこ石鹸」が完成しました。
愛されて【累計販売数は90万個を突破】
かつて捨てられていた黒なまこは、地域の誇りある特産品として新たな息吹を吹き込まれました。
そして現在では、売上の一部は「稚ナマコの放流」や海洋環境保全活動へ還元しています。海をきれいにするナマコを育てることは、大村湾の豊かな海を守り、未来の持続可能な漁業を支えていく大切な一歩です。
「海から恵みをいただき、肌をうるおし、また美しい海へと還す。」創業の想いを受け継ぎ、私たちはこれからも誠実なものづくりを続けてまいります。
黒なまこ石鹸が生まれるまで
海に育まれた恵みを、毎日の肌へ
長崎県大村湾の黒なまこ。
その可能性を見いだした人々の想いと、冬の加工場での偶然の発見。
長崎大学との研究を経て、黒なまこ石鹸が生まれました。
大村湾の黒なまこに、新たな可能性
長崎県の穏やかな大村湾。
かつて、大村湾で獲れる黒なまこは、見た目の問題から市場での評価が低く、加工時の規格外品はお金を払って廃棄処分していました。この尊い海の命を生かし、地域の力に変えられないか? 大村湾漁協の松田組合長は、地元の仲間たちとともに黒なまこの新たな活用方法を模索し始め、こうして、見向きもされていなかった黒なまこに光を当てる挑戦が動き出しました。
冬の加工場での偶然の発見
冬の黒なまこ加工場では、冷たい水で作業する女性たちの間で「手が荒れずにつるつるになる」と話題になっていました。昔から浜で言われていた「なまこを茹でる蒸気で肌がつやつやになる」という伝承と、現場での確かな実感。「ナマコには、肌をうるおす特別なチカラがあるのではないか?」
地域の伝承と作業場での偶然の気づきから、
「浜に伝わる肌のつややかさは、気のせいではないはずだ」
現場の実感を確かなものにするため、大村湾漁協は長崎大学へ成分分析を依頼しました。
実感で科学へ、長崎大学の研究
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 附属薬用植物園 准教授 山田耕史
ナマコの「セラミド」は、皮膚の健康に重要な役割を果たしている成分です。
黒ナマコも含まれるマナマコ類には、肌荒れに効果があるといわれる「コラーゲン」のほかに、「セラミド」と呼ばれる成分が多く含まれています。これらは、従来、皮膚の角質層に含まれているもので、皮膚の細胞間のスキマを埋める「糊」のようなものといえば分かりやすいかと思います。「セラミド」は細胞間のスキマに入り込み、皮膚の保湿機能を改善し、さらに、皮膚の内側の水分の蒸発や、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ作用があります。つまり「セラミド」は、ドライスキンや肌トラブルを防ぎ、うるおいのある健康な肌を保つことに役立つ成分なんです。また「セラミド」はメラニンの合成を抑え、シミ・シワを防ぎ、皮膚の健康に重要な役割を果たすことも報告されています。マナマコ類には「サポニン」も多く、これは、水と混じると石けんのような持続性のある泡を生じる性質があるので、石けんに配合することは洗浄効果はもちろん、先に述べたスキンケアの観点から考えても非常に有用なことと言えます。
石鹸開発プロジェクトが始動
長崎大学での研究を経て、黒なまこに含まれる成分を石鹸に生かせないかと考えました。「それなら、この海の恵みを毎日使える石鹸にできないか。」こうして、大村湾の黒なまこエキスを使った石鹸開発プロジェクトが始動しました。
黒なまこ石鹸の誕生
前例のない「なまこの石鹸づくり」は難航し、全国の製薬会社から断られ続けました。その中で唯一、情熱に共鳴して手を挙げてくれたのが埼玉の「サティス製薬」でした。
天然成分を壊さない抽出法や肌への優しさを追求し、試作を重ねること2年。
2009年、弾力のある濃密泡と、美容液のような洗い上がりを誇る「黒なまこ石鹸」が完成しました。
愛されて【累計販売数は90万個を突破】
かつて捨てられていた黒なまこは、地域の誇りある特産品として新たな息吹を吹き込まれました。
そして現在では、売上の一部は「稚ナマコの放流」や海洋環境保全活動へ還元しています。
海をきれいにするナマコを育てることは、大村湾の豊かな海を守り、未来の持続可能な漁業を支えていく大切な一歩です。
「海から恵みをいただき、肌をうるおし、また美しい海へと還す。」
創業の想いを受け継ぎ、私たちはこれからも誠実なものづくりを続けてまいります。






